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テンカラ釣りにハマッってしまった中年オヤジの釣行記です。 テンカラに手を染めて5シーズンとなりました。 シーズン中は、ヤマメとアマゴに現を抜かし、オフは、オイカワをターゲットに、年間を通してテンカラ(毛鉤釣り)を楽しんでいます。

2007年07月08日

紅織姫と逢う

7月7日(土)
織姫ではなく、ヤマメに会うために笹子へ行ってきました。
この日は予報通りの曇り、現場の気温も少し涼しいくらいの絶好の
テンカラ日和。今期はじめての曇天での釣りにちょっと期待してしまう。
そして、今日の私には新兵器「防蚊ステンレスメッシュジャケット」という
強い味方がいるのだ。しかも、防蚊のみならずUVカットという優れものだ・・
だそうです。 

先ずは1.5Km程上流へ歩き、鮎師のあまり入らないところから渓へ降り、
テンカラ振りを開始した。 ここで或る事に気がついた。

私のドライ毛鉤の大半は、薄いブラウン系のエアロドライウイングを使用して
いるので、このような日和での視認性が非常に悪いのです。
クリーム色のウイングでも、私には良く見えません。
いつも晴天の日ばかりに釣りをしていたので、うっかりしてました。(汗)
慌てて、使いもしない毛鉤が沢山詰め込んである予備の毛鉤ケースを漁り、
昨年巻いたらしい、オレンジウイングを立てた唯一の蟻ンコを見つけ、ホッ!

お陰で、めったに毛鉤を咥えてくれない小堰堤下のプールで1尾ゲット!

紅織姫と逢う

曇天の恩恵で、丁度7寸ほどのスマートな織姫でした。
本当はデブフェチなのですが・・
ここのサイズとしてはマヅマヅなので、まぁっ!いいかぁ~

その後は、15cm以下のチビが頻繁に毛鉤を咥えててしまうので、ボサに覆われた川の
中を上流へ進んでいくと、目当てにしていた場所に川虫を漁っている釣人が居り、
「川虫がいないよ~」とぼやいていた。殆どは5・6月中に羽化してしまったのだろう。
軽く情報交換したのち「俺もテンカラにしよう~」と先に上流へ釣り上がって行った。

そこで、私は一旦竿をたたみ、国道20号をさらに1Kmほど上流のぼっていくことに。
そして、三角頭が飛び出した因縁の場所の因縁のスポットを狙い毛鉤を打ち込むと、
毛鉤が消えました。波に揉まれて消えたのかどうか不明でしたが、無意識にアワセを
入れてると手応えが・・・!

紅織姫と逢う

あの時の三角頭には程遠いサイズでしたが、7寸強のキレイなヤマメが出ました。

その後は、15cm以下に混じり18cm以上が時折掛かる程度。いつもと比較して織姫たちの
反応は上々なのですがりますが、8寸クラスが出ず今ひとつサイズに不満が・・・。

そこで、大型がスゥーッと浮上してくるのを期待して、ちょっとした大場所の淵で少し
ばかり粘ってみました。しかし、反応が良いとはいえ、淵やプールにいるのは毛鉤を
見切るか、出ても咥えません。こんな時には金○毛鉤を沈めて誘ってみるのが良いの
かもしれませんが、ドライで勝負したかったので諦めて、この淵に流れ込んでいる段差
落込みの左右2本の流れの瀬脇を攻めることにしました。

手前側の流出しから肩にかけてを流すと直ぐに7寸級が飛び出しました。

次に、奥の瀬脇ですが、流れが護岸された壁にぶつかって深みをつくっており、如何にも
大型が潜んでいそうな雰囲気なので、何度も毛鉤を流しましたが反応無し・・・。

仕方なく、上流の堰堤下にできたプールに転戦しようと石を攀じ登りましたが、先ほど
のスポットが少し気になり振り返って下を眺めると、やっぱり居そうに思えたので、上流
からもう一度攻めてみることにしました。

毛鉤にドラッグをかけて遅く流したり、逆引きしたり、小刻みに留めては流しを何度も
繰り返したところ、何となく水面が不自然に波立ったような気がしました。

そこで、波立ったと思われる辺りに毛鉤を留めておくようにすると、ザバッと銀鱗が翻り
ガツッという手応えが! スピンしながら下流の淵まで一気に下るとエラ洗いを一回披露。
特に大型ではありませんでしたが、中々良いファイトです。

淵まで降りて行きラインを手繰り寄せると・・・? なぜか体側を紅色に染めた魚が寄って
きました。婚姻色が出るには未だ時期尚早だし、体側を紅色にするのは雄の大ヤマメという
観念があったので・・・???

紅織姫と逢う

正体は、なんと体側に明瞭な紅色の線を刷いた「アマゴ」でした!
サイズはこの日一番の23cmでした。

稚魚放流の折に、時々アマゴが混じることがあるようで、少し複雑な心境ではありますが
とても綺麗な紅を体にまとった織姫と会うことができました。

今年はアマゴを何尾もつりましたが、こんなに赤いのは初めてです。
ヤマメがエラから血を流したのかと勘違いしたほどでした。
七夕の日にちなんで『紅織姫』と命名することにしました。

上流の堰堤下では、バラシ1回、すっぽ抜け1回のあと7寸ほどのを1尾追加し、上流へと
進みましたがまもなく、大量の草や小枝が上流から流れて来だし反応が激減したので、
納竿し、国道に出て上流にある休憩所(トイレや水道があります)で一休みしてから駅へ
向かうことにしました。

水道でシューズや脛ガードを洗い、濡れたズボンを乾かしながらベンチに座っていると、
脇に置いて乾かしている脛ガードのうえに蝿のような虫がとまってました。
よくみると、虻です。それも人の血を吸うタイプのヤツです。ピシッと指で弾き飛ばして
やりましたが、その後暫くしてコメカミの下と膝裏あたりに痛痒い感覚がありました。

時既に遅しで、どうやらアブに吸われたようで、瘤のように腫れあがってしまいました。
中学生の頃、虻の大群による襲撃をうけ、釣りもせずほうほう体で渓から逃げ出した日の
ことを思い出してしまいました。 それにしても、吸われている時に痛みを感じないとは
なんとも我ながら情け無い。

防蚊ジャケットのお陰で、今日は蚊に刺されることはなかったのですが・・・・、
油断は禁物です。

この日は20~23cmが5尾、18cm位のが3尾、15cm以下十数尾で数的にはまあまあ
でしたが、やはり8寸超が出ないと物足りなさが残ってしまいます。

そろそろ新規開拓も考えねばならないような気が・・・


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この記事へのコメント
笹子の達人殿

ささの葉 サラサラ のきばに ゆれる お星さま キラキラ 金銀砂子

笹子の流れでの紅織姫様との邂逅、できすぎたファンタジーではないですか。
それにしても本日もまた納得の釣果、「笹子の達人」の称号を冠たるに相応しいご奮闘ぶり、敬服いたします。
「一芸に通ずる者は万事に通ず」といいますが、その例でいえば「一川に通じる釣り師は万川に通ず」、なお笹子を究められ、他川にも挑戦あれ。
Posted by 香魚洞 at 2007年07月08日 23:00
>師匠

いつもコメントをいただきまして有難うございます。
タイトルは『紅織姫との邂逅』とした方が文学的響きになって
良かったですね! 実は、当日が七夕であることは、釣りから
帰宅して一杯飲りながらニュースを見ていて気がついた次第です(汗)
それと、「達人」はご勘弁下さい!(冷汗)
現在の私のテンカラ年齢は未だ青年期です(心に体がついていって
おりませんが・・・)。なので、とりあえず釣果優先で懸命にヤマメと対峙
しているといったところで、いまだ周囲にある美しい動植物などへ眼を
向けたり楽しんだりする余裕が無いという状況です(笑)。
新規開拓もせねば・・・とは思っているのですが、今シーズン中に私が
開拓できそうなところは、真木川、鶴川、浅利川くらいでしょうか?
何とか頑張って挑戦してみます!
Posted by tobitani at 2007年07月09日 17:16
こんばんは

夏になると、皆さん秘密兵器が登場します。
ナチュラムのHPに「防蚊ステンレスメッシュ」の帽子がありましたが、それも効果がありそうですね。(笑)
それにしても国道20号線の横の川だとは思いもしませんでした。
昔、高速道路代をケチって諏訪から新宿まで長い時間をかけて走ったことがあるのですが、もう2度としたくありません。(汗)
新規開拓の前に、ちょっと夏の陣!如何でしょうか?(笑)
Posted by hajihadu at 2007年07月09日 20:50
こんばんは\(^o^)/

紅織姫、綺麗ですね~
最近、ヤマメ、アマゴの8寸クラスを手にしてないんで、うらやましい限りです。

ここと思うポイントを何度も攻めて、出せるんですから
いい腕ですよ。数も出てるしな~
私、最近あきらめが早くなってます・・・ここ、食う気のあるのおらん、と言い訳して(^^;;

ありがたくないことに、アブの季節ですね。
昨日はもう少しで車に進入されるところでした。
あの目がナントモ/(-_-)\
ポイズン・リムーバーはいかがでしょう?
Posted by van P at 2007年07月10日 02:33
>hajihaduさん
「防蚊ステンレスメッシュ」って帽子まであるんですかぁ?
知りませんでした。 新兵器に油断してしまい、顔と足を
ヤラれてしまいました。(笑)
ところで、笹子川ですが20号沿いの里川なんですよ~
20号は歩道が無いところが多いうえに、ダンプがビュ~ン
と飛ばしているので、駅までの帰り道が少し怖いです。(笑)
サイズは今ひとつですが、魚影は結構濃いと思いますので
今度は高速でいらっして下さい!(笑)
ところで、夏の陣ですが、7/28、29は両日とも仕事が
入ってしまってるんですよ~。いずれにしても、足が生えて
から是非参加させていただこうと思ってますので、その節は
何卒宜しくお願いいたします!
Posted by tobitani at 2007年07月11日 18:10
>van Pさん
私からすればvan Pさんの尺イワナ連発の方が
うらやましいですよ~
でも、van Pさんも良さそうな本流釣場を開拓された
ようですね。 8寸どころか尺も間近なのでは?
なんといっても、良型のヤマメは走りが素晴らしいですよね!
まったくもって腕などではないのですが、時々ピィ~ンとくる
場所があり、何十回も毛鉤を叩き込み粘ることがあるのですが、
時々成功しているだけで、スカの場合の方が圧倒的に多いのが
実情です。(汗) この前のイワナに続き、30年振りに虻に
喰われました。 お互いに気をつけましょう!
Posted by tobitani at 2007年07月11日 18:23
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