ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
テンカラ釣りにハマッってしまった中年オヤジの釣行記です。 テンカラに手を染めて5シーズンとなりました。 シーズン中は、ヤマメとアマゴに現を抜かし、オフは、オイカワをターゲットに、年間を通してテンカラ(毛鉤釣り)を楽しんでいます。

2007年05月06日

GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?

5/3 第3戦 桂川水系調査

【笹子川】
午前8時笹子駅に到着。弟が迎えにくる9時半まで笹子川でテンカラを振ることにした。
今日のポイントは未だ竿を出したことがない場所なので調査釣行である。
テンカラを振り出して間も無く、小さな堰堤上の流れ込みでライズするヤマメを発見した。
本当は堰堤下から毛鉤を落としたいのだが、向かい風が結構キツく思う様に毛鉤を飛ばす
ことが出来ない。仕方なく堰堤を攀じ登り、石の陰からライズスポットを覗きながら毛鉤
を落とした。毛鉤がスポット上を通過した時、ヤマメが毛鉤を追ってくるのが見えた。
思わず息をつめアワセに備えたのだが、残念ながらUターンされてしまった。
毛鉤を替えて攻めてみたのだが、ヤマメは2度と反応しなかった。
中々型も良かったので思わず粘ってしまったのだが、今日はポイント調査だということを
思い出し、あわてて遡行していくことにした。途中のにあった堰堤したの釜やアブラハヤが
出そうなトロ場を飛ばして遡行していくと、水深が足首ほどのチャラ瀬があり瀬脇から17cm程
の綺麗なヤマメが飛び出した。とりあえずボウズは回避できた。上流には同じような浅い瀬が
続いており、もう何尾か出そうではあったが携帯電話を確認してみると、既に弟からの着信が
あったので、後ろ髪引かれる思いで川から上がることにした。

【大幡川】
「さぁ~て!先ずは何処さ行ってみんべがな~?」という私、「ちょっと大幡川の様子でも見て
みんべ」と弟。昨年は結構イワナが釣れたそうだ。しかし、毎年この時期は水田に取水されて
しまうのと、水田から流れ込む泥水で支流域の多くは渇水気味で薄茶色の場合が多いのだ。
大幡川も案の定、渇水でとても竿をだす気になれる状況ではなくなかった。
途中、2組の釣師が川を除いていたが、やはり諦め顔だった。

【柄杓流川・桂川合流点】
その後、桂川本流の何箇所かをのぞいてみたのだが、どこも既に数人の釣師が入っていた。
やはりGWは人が多い。弟「仕方ねえなぁ~逆に有名ポイントさ行ってみんべ」ということで
この超有名&人気ポイントへ着てみると、この日は一台の車も留まっていない。
「よっしゃ~!読みが当たったなぁ~」と喜ぶ兄弟であったのだが・・・
1時間半ほど2人で毛鉤を振ってみたのだが生体反応はゼロ。目にしたのは気持ちが悪くなるほど
大量のゴミであった。もう2度とここには来るまいと思った。

どこに行っても釣師が入っているようなので、名物「吉田うどん」で昼食をとることにした。
暑い日のビールは最高だ!呑みたくても飲めない運転手を尻目に、モツ煮と鳥唐揚をつまみながら
生を2杯飲み、茹キャベツの入った味噌うどんを平らげるとすっかり眠くなってしまった。

【菅野川】
小さな沢だがイワナが結構釣れるということで覗いてみることに。下流域は渇水の薄茶濁りだった
のだが、上流は比較的水量もあり濁りもなく弟が毛鉤を振ってみることにした。
昼のビールが効いてヤル気が失せている私が土手の上から見物していると、弟が打ち込んだ毛鉤
に小さなイワナが飛び出すのが見えた。しかし、鉤掛かりはしなかった。

GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?姿勢を低くして毛鉤を振る弟  しかし、反応したのは最初のチビイワナのみだった。

土手を移動しながら、熱心に毛鉤を振る弟の様子を眺めていると、既に上流には餌師が入っていた。
どうりで、反応が見られないわけである。弟もそれに気づき川からあがってきた。
時計をみると既に3時半を過ぎており、本日のゴールデンタイムが近づいてきた。

【桂川本流(大月)】
2週間前の夕刻、弟がテンカラで良い思いをしたポイントへ行ってみることにした。
幸運にも先客はなく、我々が釣場を占領することができた。
陽が傾くまでまだ時間がありそうなので、下流の大場所で弟に餌釣りをするの勧め、暫く見物
していると、先ずはブタのように肥えたウグイが釣れた。その後、8.5Mの本流竿が大きくしなり
弟が腰を落とすのが見えた。しかし、あがってきたのは以外にも12cmほどの小さな魚で、なぜか
それをぶら下げて弟がこちらへやってくる・・・?変わった種類の魚か?と思ったのだが・・・

GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?   なんと、ミミズ餌の下に消化されかけたハヤが引っ掛かっていたのである。

実際には、とてつもない大物が掛かったのだが、相手の口内ではなく呑込んでいた餌に鉤掛かり
してしまったがためにスッポ抜けてとなってしまったのであった。
弟が言うには「ヤマメのような首振りとこれまで体験したことがないような重さを感じた」らしい。
昨年38cmのヤマメと46cmのイワナを上げている弟がこんなことをいうとは、つくづく桂川恐るべし
と思った。 
暫くポイントを休め、釣りを再開した弟の竿が再び大きくしなった。

GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?  大物と遣り取りする弟

大物の正体は・・・残念ながら40cmほどのニジマスであった。
弟は正体がニジマスと判ったとたん強引に手前に引き寄せ、道糸を掴むとハリスを切ってしまった。
ニジマスごときを一々取り込むのが面倒くさかったらしい。これにて本日の餌釣りは終了した。

徐々に陽が傾き、愈々本日のゴールデンタイムが迫ってきた。
こここでハプニングが発生した。不意に異臭が漂いだしたので足の裏を確認してみると・・・
ゲ!ゲゲェ~! なんと先客の置き土産を踏んでしまったらしい。ポイントから離れたところで
ウエーダーを必死で濯ぎながら『これで運(ウン)がついたぞ!』と強がる私を見て弟は大爆笑。
「クソ~ッ!絶対に大物を釣ってやんぞ~!」と私。 結果は・・・

GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?8寸強の幅広ヤマメが釣れました。

釣ったのは、私ではなく弟なのでありました。それも私が巻いてやった毛鉤で・・・。

結局、この日私が釣ったのは笹子のチビヤマメ一尾のみで、またも危うくボウズを喰らうところ
でありました。

『運がついた』のではなく『運の尽き』なのでありました。チックソー!!


同じカテゴリー(■ テンカラ釣行記2007)の記事画像
断じて釣る!
ついに尺がぁ~!
38コンビの初釣行~後編~
38コンビの初釣行~前編~
労多クシテ実入リ少ナシ
新規開拓ダァ~ッ!
同じカテゴリー(■ テンカラ釣行記2007)の記事
 断じて釣る! (2007-09-30 15:48)
 ついに尺がぁ~! (2007-09-23 10:53)
 38コンビの初釣行~後編~ (2007-09-18 18:28)
 38コンビの初釣行~前編~ (2007-09-17 16:27)
 労多クシテ実入リ少ナシ (2007-09-01 16:37)
 新規開拓ダァ~ッ! (2007-08-26 11:50)

この記事へのコメント
こんばんは

ご兄弟で仲良く釣りができてうらやましいですね。
しかし、弟さんのダイナミックな釣りには驚きです。
せっかく釣れたニジマスを・・・(汗)
弟さんには、管釣りは絶対に無理~!と言うところでしょうか。(笑)
いやぁ~、運が着いたから「ボ」が逃れたのかも!(大笑)

それから、私は東京に足掛け19年住んでいました。
多摩川の沿線には住んだことがないのですが、
仕事で府中、国立、昭島には良く行きました。
ちょっと休憩とサボりーで、よく堤防で転がって昼寝してましたね。(笑)
Posted by hajihadu at 2007年05月07日 21:37
こんばんは

弟さん、笑う門には福来る、ですね(笑)
いいヤマメだな~
tobitaniさん作・毛鉤のお手柄ですからよしでしょう(^^
Posted by van P at 2007年05月07日 23:43
>hajihaduさん
私が日本へ帰国してからは、GWは毎年弟といっしょに釣りをしています。
そういえば、昨年も、一昨年も私のGW初日は1尾だけでした・・・。
そういえば、その前も、解禁日も1尾のみでした・・・。
やはり、私には「ウン」が「着く」も「尽く」も関係ないようです(汗)。
弟ですが、毎年尺オーバーのヤマメ・イワナを何本も釣っているので、
ニジは全くの対象外のようです。
日本へ輸入されてから100年くらいは経ているのに、未だ市民権を得るこ
とができないニジマスは少し可哀そうなサカナですね。私を毛鉤釣りへと
導いてくれた大切な魚なのですが・・・。
ところで、19年も東京へお住まいだったんですね~
おまけに、我が昭島(住み始めて未だ3年目ですが)にも出没されていた
とは・・・。どうりでなつかしい筈です(笑)。
実は、前記事の写真は拝島堤で、マス・ヤマメが放流される最下流域で、
毎年解禁日に年券を購入してますが、オフの雑魚釣場として利用しており
シーズン中はめったに竿をだしませんので、一番高くつく釣場です。(笑)
Posted by tobitani at 2007年05月08日 20:07
>van Pさん

なるほど~。「ウ○コを踏んじまったぜ~ガッハッハ」と
笑い飛ばしてしまえば良かったんですね!
「何でこんなところでするんだぁ!このク○野郎がぁー!」と
ムカッ腹をたててしまったのが失敗でした(笑)。
弟が釣ったやつですが、写真で見るよりも実物は本当に幅広で
キレイなヤマメでした。 それにしても、3年連続で兄弟釣行の
初日は、何故か午前中に1尾をあげて、その日は打ち止めとなって
います。これがジンクスというやつなんですかねぇ~
Posted by tobitani at 2007年05月08日 20:26
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
GW後半第3ラウンド 『運がつく』とは?
    コメント(4)