2006年09月26日
イブニングライズの興奮!
9月23日
今日は恐ろしいほどにヤマメの反応が無い。毛鉤を逆引きしても反応しないのである。
8時半頃から釣り始めて既に13時を過ぎている。ボウズの足音が背後からヒタヒタと近づいてくるようだ。途中で顔見知りとなった鮎師が「コロガシが解禁になったからヤマメは隠れちゃって出て来ないでしょう?」と聞いてきた。なるほど、これでチビすら出ない原因が理解できた。ヤマメたちは落込などの中に身を隠しているに違いない。
作戦を変更し、最後の手段「逆引一点留」で勝負することにし、今まで遡ってきたのとは逆に、釣り下ることにした。早速理想の落込みを発見し、毛鉤を小さな緩流部に出来るだけ長時間留めておくようにし、スポットがずれる度、執拗に何度も打ち返しながらこれ行なった。恐らく十数回は打ち返したのではないだろうか?
ついに堪えきれなくなったヤマメが白泡の中から飛び出した。しかもかなりの良型である。
咄嗟にアワセると『ポキッ!』という軽く不可解な音がして、3番手からサックリと折れてしまった。ハリスは0.8号だし、特に強く竿を煽ってもいない・・・アワセ切れなら解かるがアワセ折れを経験するとは夢にも思っていなかった。暫し茫然自失となるが、魚が反応したことは事実なので、気を取り直し予備の竿で釣りを続けることにした。
落込みやヘチ際の流心脇などのポイントを拾いながら、執拗に毛鉤を留めておくようにした。
そして、終に待望の魚が反応した。
残念ながら細身のニジマス23cmであった。
そでもボウズはなんとか免れることができたので少しだけ嬉しい(というかホッとした)。 しかし、その後16時まで粘ってはみたが、20cmほどのウグイが2尾釣れたのみで全くダメであった。観念して納竿し、着替えを済まして川からあがった。ところが何故か、足は下流側の駅方向ではなく上流へ向いていた。
恐らく未練が残っていたのだろう。上流の様子を何気なく見ながら暫く沿道を歩いていると、「バシャッ!」という音が微かに聞こえた。眼を凝らすと堰堤下で数個のライズを発見したのである。既に着替えを済ませてしまっていたので、躊躇すること暫し、意を決して3M程の高さの護岸を降り、着替え直してボサの生い茂る川原を掻き分けライズポイントに辿り着いた。近づいてみると数個どころではなく、10尾以上がライズしているのである。
震える指先で毛鉤を結び第1投・・・。しかし、毛鉤とずれた位置でピシャというイヤな反応をするだけで、何度か打ち直しても毛鉤を咥えてくれないのである。薄暗くなった周囲を見ると、小さな蜉蝣が飛んでいた。小さな毛鉤に付け直し、一番手前の小さなライズを狙って再びトライすると、漸く咥えてくれた。21cmのヤマメであった。
もう直ぐ毛鉤が見えなくなってしまいそうなので、奥でライズしている大型を狙い毛鉤を打ち込むと、フッと毛鉤が消えた。咄嗟に併せると、ググッと大型の手応えがあった後、毛鉤がスッポ抜けてしまった。その後も相変わらずライズは続いていたが、辺りが暗くなってしまったので次回の楽しみにすることとして納竿した。イブニングライズを釣ったのは5月以来であるが、こんなにも沢山の良型が隠れていたのかと、改めてイブニングの凄さに驚嘆させられた今日の釣行だった。
今日は恐ろしいほどにヤマメの反応が無い。毛鉤を逆引きしても反応しないのである。
8時半頃から釣り始めて既に13時を過ぎている。ボウズの足音が背後からヒタヒタと近づいてくるようだ。途中で顔見知りとなった鮎師が「コロガシが解禁になったからヤマメは隠れちゃって出て来ないでしょう?」と聞いてきた。なるほど、これでチビすら出ない原因が理解できた。ヤマメたちは落込などの中に身を隠しているに違いない。
作戦を変更し、最後の手段「逆引一点留」で勝負することにし、今まで遡ってきたのとは逆に、釣り下ることにした。早速理想の落込みを発見し、毛鉤を小さな緩流部に出来るだけ長時間留めておくようにし、スポットがずれる度、執拗に何度も打ち返しながらこれ行なった。恐らく十数回は打ち返したのではないだろうか?
ついに堪えきれなくなったヤマメが白泡の中から飛び出した。しかもかなりの良型である。
咄嗟にアワセると『ポキッ!』という軽く不可解な音がして、3番手からサックリと折れてしまった。ハリスは0.8号だし、特に強く竿を煽ってもいない・・・アワセ切れなら解かるがアワセ折れを経験するとは夢にも思っていなかった。暫し茫然自失となるが、魚が反応したことは事実なので、気を取り直し予備の竿で釣りを続けることにした。
落込みやヘチ際の流心脇などのポイントを拾いながら、執拗に毛鉤を留めておくようにした。
そして、終に待望の魚が反応した。
残念ながら細身のニジマス23cmであった。
そでもボウズはなんとか免れることができたので少しだけ嬉しい(というかホッとした)。 しかし、その後16時まで粘ってはみたが、20cmほどのウグイが2尾釣れたのみで全くダメであった。観念して納竿し、着替えを済まして川からあがった。ところが何故か、足は下流側の駅方向ではなく上流へ向いていた。
恐らく未練が残っていたのだろう。上流の様子を何気なく見ながら暫く沿道を歩いていると、「バシャッ!」という音が微かに聞こえた。眼を凝らすと堰堤下で数個のライズを発見したのである。既に着替えを済ませてしまっていたので、躊躇すること暫し、意を決して3M程の高さの護岸を降り、着替え直してボサの生い茂る川原を掻き分けライズポイントに辿り着いた。近づいてみると数個どころではなく、10尾以上がライズしているのである。
震える指先で毛鉤を結び第1投・・・。しかし、毛鉤とずれた位置でピシャというイヤな反応をするだけで、何度か打ち直しても毛鉤を咥えてくれないのである。薄暗くなった周囲を見ると、小さな蜉蝣が飛んでいた。小さな毛鉤に付け直し、一番手前の小さなライズを狙って再びトライすると、漸く咥えてくれた。21cmのヤマメであった。
もう直ぐ毛鉤が見えなくなってしまいそうなので、奥でライズしている大型を狙い毛鉤を打ち込むと、フッと毛鉤が消えた。咄嗟に併せると、ググッと大型の手応えがあった後、毛鉤がスッポ抜けてしまった。その後も相変わらずライズは続いていたが、辺りが暗くなってしまったので次回の楽しみにすることとして納竿した。イブニングライズを釣ったのは5月以来であるが、こんなにも沢山の良型が隠れていたのかと、改めてイブニングの凄さに驚嘆させられた今日の釣行だった。
Posted by tobitani at 12:13│Comments(2)
│■ テンカラ釣行記2006
この記事へのコメント
こんばんは
イブニング・ライズを見つけると血が沸きたちますよね(^^
毛鉤もマッチさせてとれてますし、いいな~
落ち込み緩流に留めて、打ち返し、勉強になります。
春に1回出したきり完全に忘れてレパートリーから消えていました(^^;;
3番からポキリ・・・何が起こるかわかりませんね。
カーボンって不思議・・・
いろいろあって、テンカラ楽しですね(^^
イブニング・ライズを見つけると血が沸きたちますよね(^^
毛鉤もマッチさせてとれてますし、いいな~
落ち込み緩流に留めて、打ち返し、勉強になります。
春に1回出したきり完全に忘れてレパートリーから消えていました(^^;;
3番からポキリ・・・何が起こるかわかりませんね。
カーボンって不思議・・・
いろいろあって、テンカラ楽しですね(^^
Posted by van P at 2006年09月28日 23:28
van P さん
コメントありがとうございます!
イブニングのライズにも血が沸きましたが、竿のポキリには、別の意味でもっと血が沸き立ってしましました。あまりの脆さに、思わず「グリコのポッキーか!?」とツッコミを入れたくなってしまいました(^^;;
でもテンカラって、本当に血肉沸き踊る釣りですね!
明日は今シーズン最終釣行日と思うと、少し寂しい気がしますが、以降は自宅付近の川で、オイカワ・ハヤ君たちに遊んでもらおうかなと思っています。
コメントありがとうございます!
イブニングのライズにも血が沸きましたが、竿のポキリには、別の意味でもっと血が沸き立ってしましました。あまりの脆さに、思わず「グリコのポッキーか!?」とツッコミを入れたくなってしまいました(^^;;
でもテンカラって、本当に血肉沸き踊る釣りですね!
明日は今シーズン最終釣行日と思うと、少し寂しい気がしますが、以降は自宅付近の川で、オイカワ・ハヤ君たちに遊んでもらおうかなと思っています。
Posted by tobitani at 2006年09月29日 11:18
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