テンカラ道　～渓魚との出会いを求めて～

【2008年5月18日】

この日は、会社の車が借りれたとのことで、吉多呂さんが“秘密の川♪”へ
案内してくれました。

或る人造湖の建設により漁業権が消滅したようで、放流もされていないが
『居る・・・らしい！』とのことで、冒険をしてみることにしました。

二人とも初めての場所なので、入渓点や退渓点も不明であったため、
『なんだぁ～、ここから入れたんだ～』などと、多少回り道もしましたが、
これまた、新規開拓の楽しみ（苦しみ？）でもあるのです。（笑）

先ずは、吉多呂さんに先行していただいて、少し時間を置き後からポイントを
虱潰しに叩きながらノロノロと釣りあがってみることにしました。

それにしても、毎度思うのですが吉多呂さんの遡行スピードは本当に速い！！

実は、相当の短気なのでは？？？（爆）


■緑のトンネルを進む吉多呂さん。　

最初は砂地の淵やトロ場など、私が大嫌いなポイントがしばらく続き、
ようやく、待望の瀬が見えました。

しかし、無反応・・・・・・さすがに放流ナシは厳しい～（汗）

瀬が浅いトロへと変化する直前の、まさに瀬頭でようやく私のパラシュートに
飛沫が上がりました！

良型らしく、なかなか良いヒキです！（嬉）

・・・・・・・・・・しかし、何故か上流々々へ突っ込みます・・・・・・（疑）


■案の定、ニジ・・・・・・でも、少しホッとしましたが・・・・・・・・

その30分後、『ココは！！』という流れ出しから落ちる肩を発見！！

しかし、最初の1投に反応したあとは沈黙・・・・・・

しばし躊躇いましたが、どうしてもコイツを釣りたいと思い、ドライからオリジナルの
テンカラ毛鉤に付け替えて水面直下を流すことにしました。

テンカラ毛鉤での2投目、落口の少し手前で小さな飛沫が！！

やりました！　待望のヤマメです～♪


■サイズは7寸強程度でしたが、素晴らしい体色のヒレピンちゃん♪

　※体色があまりにも素晴らしかったのでアップでもう1枚

更に、その30分後に浅瀬の開きに毛鉤を流すと、毛鉤付近にうっすらと銀白色の影が！

咄嗟にアワセを入れると・・・・・・・


■サイズは先のより少しおちて7寸弱。　これもキレイなヤマメでした！

これで少し余裕が出てきたのか、ポイントに毛鉤を落とした後、ふと余所見をして
いると、バシャという音とともに竿を握る手にゴツ！と・・・・・

当然、鉤掛りするはずもなく、完全にアワセ遅れでした～（汗）

その直後、吉多呂さんと合流し、昼食休憩にして状況を聞くと、反応はけっこう多いが
鉤掛りしないとのこと・・・

毛鉤が少しでも沈んでいるかどうかでヤマメの咥え方に差がでるようですね～

今日は、テンカラ毛鉤に交換したのが良かったようです。

やはり、状況が厳しいと判断した時には、思い切ってテンカラ的な釣りに切り替える
のが良いのかもしれませんが、やはりプッカリと浮いて流れる毛鉤をジッと見つめる
緊張の時間が大好きな私には、切替できるかどうかが微妙なところではあります・・・（悩）

その後、釣りを再開し上流へと遡行していくと、何故か鵜避テープのようなものが
川の上にきらめいているのが見えました。

漁協は存在しないはずなのに誰が何の為に？？？と思いながらも毛鉤を落としていくと
小さな魚が石裏でライズ！！

しかし、ライズの仕方がどうも捕食のものと異なるし、まるでア○のよう・・・・・・・・・

ひょっとしたら・・・・？！！　水中でのヒラの打ち方からして間違いなくア○です・・・・・・

なんでこんな木が被った小渓に放流されてるの～？？？

と思いながらも、退渓点も無いので少し釣り上がって行き1尾・・・・・・・ヤベ～（汗）


■サイズは6寸弱のヤマメ・・・・・

この後、吉多呂さんのところへ行き、『ひょっとして、ココは支流ではなくて、○○川
そのものなのでは？』と話しかけたところ、『そうですね～○○川のようですね～・・・
鵜避テープの辺りから山梨県側に入ったのかもしれませんね～（汗）』

どうやら、我々は漁協の存在する区間に足を踏み入れてしまったようです。
○○漁協さん申し訳ございません！でも1尾だけですからご勘弁下され～！（汗）

ということで、吉多呂さんが微かな踏跡を発見して退渓することにしました。

『あ～、しんどぉ～！！！』と言いながら谷から上がって時計を見ると未だ15時です。

『さて、どうしますか～？』と吉多呂さん

『未だ上がるには早いでしょう～何処かで続きをやりましょうよ～』と私　（笑）

ということで、入渓地点の堰堤下で吉多呂さんが発見した良型ヤマメを二人して
イジってみることにしました・・・・が、結果的には二人とも完全に玩ばれた感じでした。


■ん？？　吉多呂さん・・・竿にリールが無いようですが、テンカラに転向かぁ～（爆）

な～んていうことはありませんよね～（笑）


■放水路でライズする激渋ヤマメを狙います

それにしても、止水に近いところに居るヤマメは本当に釣れませんね～

でも、お陰様で楽しい1日を過ごすことができました！

吉多呂さん、本当に有難うございました～！

ということで、今週末も楽しみにしておりますよ～！！（笑）