テンカラ道　～渓魚との出会いを求めて～

かなり遅れてしまいましたが、ようやくUPです～(汗)
ここ数日、ガソリン補給をすると直ぐに寝てしまい・・・・・歳ですね～（涙）

ところで、今期の3月はこれまでに無いくらいのペースで出撃しちゃいました。
雲子川を含めると、なんと9回もです。　このうち5回が●ボというのも凄いでしょ？！
自分でも感心してしまいます・・・・（沈）

さてさて、釣行記を書かねば！

【3月29日（土)】
かねてから予定してた吉多呂さんとsei2さんに加え、秋川のオイカワ釣りで
知遇を得たなおさん（KawatomboKenさんの釣友）の4人で日川へ
アマゴ遊びに行きました。

結果から述べさせていただくと、またも厳しい修行の日と相成りました。

2度の堰堤巻きを行い、沈黙の渓を4人で釣り上がりました。


■テンカラのsei2さんが粛々と毛鉤を落としていきます


■吉多呂さんが流れ込みを攻めます

されども、反応は殆ど見られません・・・・・嗚呼、またも・・・・

事実、私の流す毛鉤への反応は2度のみ。
中盤に、随分と先行させて頂いたお陰で、幸運にも16-7ｃｍ前後のチビアマゴを1尾ゲット
できました。　


■瀬尻の流心から良い出方をしました。　されど、ちいせ～

結果的には、今回も｢遊ぶつもりが相手にもされず｣という結果となりました。（大汗）

通常、このような時には『今日は活性が低いな～！』の一言で済ませてしまうのですが・・・

“なおさん”曰く、
『魚はどんな状態の時にも就餌しているはず。釣れないのは釣人に
こそ原因がある！』

含蓄のある言葉です。　確かにその通りなんです！　

そして、なおさんはその言葉を自らの戒めとして、日々ヤマメの生態を研究し、
且つ自己の経験とカンを更に磨き、釣技の更なる練磨に余念がないように思えました。　

私も見習わねばなりません。

また、ご本人が『恥ずかしいくらい行きました！』という、昨年度の釣行回数といい、
並の釣り○○ではありませんね～。　感心というより、感嘆させられました！（笑）

兵が戦を経て強兵となるのと同様、釣師も創意工夫を凝らしながら多くの実戦を
経験しなければ、上手といわれるレベルには到達できません。

後半、先行を遠慮するなおさんに是非にとお願いした時、その後姿を見つめながら
吉多呂さんがいみじくも呟きました。

『なおさんが釣った後では釣れる気がしない・・・』　

これは、単に後を釣るからという事ではなく、彼が釣れなかったスポットに我々が毛鉤を
落としたとて釣れるはずがないという意味で、私も全く同感でした。


■なおさんの釣りを熱いまなざしで見つめる吉多呂さん（笑）

私を含め吉多呂さん、sei2さんにとっても毛鉤釣りを志す者にとって、非常に良い経験をさせて
いただいた1日となりました。

なおさん、本当にありがとうございました！

そんな訳で、幸運にも私は翌日も“なおさん”と釣行させて頂く事になりました～♪

沈黙の渓～Part 2～
【3月30日（日)】

午前8時、高尾駅を出ると既に“なおさん”が待っていてくれました。

互いに、前日のお礼と挨拶を交わし、先ずは桂川支流の鶴川へ出発です♪
（“釣れん川”とならないことを祈りつつ）

ところで、なおさんと私は共通点が多いんです。
苗字が対義語で略同い年、所有する3枚の年券も全く同じ、携帯電話も同機種、
おまけに二人ともヒゲ面で・・・（爆）

異なるのは、釣師としてのレベル＆釣り○○度くらいでしょうかね～？
私の場合は、釣り○ホ程度にしておきます～（笑）

そんな釣り○○オヤジとア○オヤジで楽しく会話を交わしていると、程なく現場に到着。

渓畔に降り、なおさんが私に｢どうぞ先にやってください！｣と、先ずは余裕の一服・・・・

私は、節操もなくソソクサと下流へ降りて探り始めます。（汗）

かなり良いポイントが点在しておりますが、反応がありません・・・ヤバイ！（大汗）
そこで、しばらくなおさんの釣り姿を観察させていただくことに・・・・


■誰ですか？｢ヒバゴン出現かぁ～？！！｣なんていう人は！（笑）　
　※すみません！この写真に写った格好があまりにも・・・ついネタに～（汗）

さて、なおさんの釣りを観察すると、実釣を兼ねて練習中という独特のキャスティングで、
毛鉤をふわりとスポットに落とし、それと同時に大きなメンディングを入れていました。

また、左岸を釣るときに多用するバックハンドでの投射も、フォルスキャストを極力少なくし、
毛鉤をふわりと落とす手法で、ラインが独特の弧を描いていました。

まさに、“己を一塊の巌と化し、曲直と柔剛を交えてヤマメと対峙する”ですね～！


■ラインが後ろにグワ～ンと伸びてきた瞬間を撮りたかったのですが・・・失敗（汗）

その後、私が木の枝に毛鉤を引っ掛けてもたもたしていると、なおさんが反応が
あった事とその場所を教えに来てくれました。

その情報を参考に、似たような場所を見つけ、何度も毛鉤を流してみましたが、
ついに反応を見れず・・・・・・

しかし、『出るか？出るぞ～！出ろ！！』と息をつめ、流れる毛鉤に眼を凝らす
緊張の一時、これがドライ毛鉤釣りの魅力なんですね～♪

でも、中々出てくれずにガックリ肩を落としながら、そこに居るはずのヤマメに
『拙者の完敗でござる！』と深く頭を垂れることの方が多いのが現実。　

この悔しさが次回への活力となるのです！（泣笑）

結局、私は魚影を見ることなく予定区間が終了となりましたが、随所に好ポイントを
配するこの渓で、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

また是非来てみたいところですね～♪　

その後、私の要望でなおさんのホーム秋川へと向かいました。

減水気味ではありますが、清冽な水が流れており、とても良い渓です。
※渓の写真を撮るの忘れてた～（汗）　残念

しかし、釣人が姿を隠せるところが少なく、姿がヤマメから丸見えになりそうなポイント
が多いため、攻略はかなりの高難度と思われました。　
また、ヤマメが付いていそうなスポットの上に木の枝が張り出していたり、バックにも
木の枝があってスペースがとり難いなど、ここで成果をあげるには、アプローチ、
キャスティング、ドリフトなど全てにおいて高い技量が要求されるように思いました。

事実、キャスティングに失敗して木の枝を掛けてしまった場所を覘くと・・・・・
魚の姿が！！

私は、まだまだ修行が全然足りません。　

剣理は、威・移・写の位から成ると云いますが、釣理もまた同様、
●不転の位をもちヤマメを制圧する
●ヤマメの虚実に応変して転位する
●水月の如く無思無念をもってヤマメの想を写す
一竿一理、不変不動の極意を得ることは困難ですね～（大汗）

それと、まだ瀬には入っていないようなので、ドライには時期が早いのでしょうか？
この日は残念ながら2人の毛鉤に反応するヤマメは居らず、途中地元の餌釣爺さん
に頭をハネられたところで終了することに・・・・

爺さん、晩酌の肴は獲れたかな～？

この場所もまた、是非訪れてみたい渓の一つとなりました。
ヤマメたちが瀬に付く時期が楽しみですね～♪

なおさん、連日のお付き合い、そしてご案内本当にありがとうございました。

ヤマメたちには完封負けを喫してしまいましたが、連日で色々なお話を聞くことも
でき、とても楽しい時間を過ごす事ができました！そして、大変勉強になりました！

それと、DVDありがとうございました！重ね重ね御礼を申し上げます。
釣りに行けない週末はこれで勉強させていただきますよ～！

なお、私の方も釣場を開拓しておきますので、また是非ごいっしょさせて下され～！（笑）