テンカラ道　～渓魚との出会いを求めて～

10月6日
諸事情により、彼岸に行けなかった(行かなかった？)女房のお父っつぁんとおっかさんの
お墓参りに文京区白山へ行ってきました。

お寺の敷地内には、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道を表す六地蔵尊が
奉られております。



ちなみに、我々釣人は何れの世界に転生するのでしょうか？　
諸行無常ですね～。　外道界じゃなきゃ良しとしましよう。
因果宿世の六道も百の輪廻も股にかけ、墜つる覚悟の釣馬鹿道ですから。

ここに来ると、ちょっとだけ難しいことを考えてしまします。

さてさて、お参りをせねば。
桶に水を汲み、お墓の汚れをサッと流し、花と線香をあげ３人で手を合わせました。
｢お父っつぁん、おっかさん、あの世では仲良くして下さいね！｣

さあ～て、折角ここまで出て来たのだから、何か旨いモノでも食べに行こう！

ということで、大学生から約10年間を過ごした、懐かしの『巣鴨』へ。
巣鴨といえば「爺さん婆さんの銀座原宿」と云われる地蔵通り商店街です。

駅前で、名物「福屋」の肉饅を買い、齧りながら地蔵通りへ向かいます。

隣町の白山で生まれ育った女房も、学生の頃よく来た喫茶や甘味処などが未だ存在
していたようで、懐かしがっておりました。


※写真中央が“背は伸びてもお頭は成長なし”の愚息。左が劣性遺伝子の主。

しばし商店街をふらついた後、大正時代創業の「八ッ目や」へ。
目当ては、『どぜう』です！　何故か柳川が無性に食べたくなってしまったもんで。

私と息子は「柳川鍋定食」、今日の飯代が私持ちと知った女房は「うな重(上)」を。
女房に負けてはならじ(何を？)と、生ビール、肝焼、かぶと焼を注文しました。


鰻の頭が骨まで柔らかく焼けており、とても良い味です。

肝焼も、２日前に女房が買ってきたものとは全然違うなぁ～と味わいながら、
ビールをグビッとやっていると・・・・


我が愚息が、「おっ、旨いな！」などと云いながら、あっという間に・・・・。
ガキの食いモンではないけれど・・・・まぁ、いいかぁ～

久しぶりに柳川鍋を堪能することが出来ました。
嫌いな人も多いようですが、泥臭い泥鰌と土臭い牛蒡は相性抜群です！
愚息も気に入ったようで、大盛り飯をお替りしてました。

女房の鰻も味見しましたが、身はふっくらとして、タレも甘過ぎずとても良い味でした。

さて、墓参りも家族サービスも終わったし、これから何すっかな～？