またも岩魚の日~予想外編~

tobitani

2009年06月16日 19:07

【2009年6月13日(土)】

この日は、2年前から恒例となったhajihaduさんの甲州詣でにお供しました。
そして、メタボおやじさんが、お仕事を調整してご一緒することができました。

これで、約2年越しとなるお二人の初対面がようやく叶いました!

ようやくご対面の二人











先ずは、甲州アマゴを釣って頂くべく、毎年良い思いをしている区間へご案内・・・

しかし、この日のアマゴちゃんたちは非常にツレナイ(掛詞です)・・・・・(汗)

時折、釣果サイズが反応するようなのだが、水面に浮いている毛鉤を咥えてくれないのです・・・うぅぅ(大汗)
お昼頃まで、釣り上がってみましたが、結局メタボおやじさんの釣り上げたイワナが1尾のみ・・・こっ、こんなはずでは~(滝ノ汗)
実は、豆腐石の溝でメタボおやじさんが20cm位のアマゴを掛けたのですが、ランディング寸前に逃亡されたとのこと・・・残念

ちなみに、私はこの区間では1尾も岩魚を釣ったことがありません・・・・
やはり、メタボおやじさんと私は、最近岩魚と浮気ばかりしていたので、アマゴに嫌われてしまったのか~?

とりあえず、一旦退渓して昼食を摂りながら、暫し釣り○○談義。

そして、午後からはイワナを狙いに上流部へ移動することに。

それにしても、hajihaduさんは藪沢が本当に大好きなんですね~
渓に降りたとたん、双眸が輝きを帯びはじめましたよ!(笑)

ボサの被った小沢を嬉々として進むhajihaduさん

そして、有難いことにイワナちゃんたちの活性はとても良好~♪
hajihaduさんの口元がニヤッとなってますね~(笑)

そして、時折先行を交代して竿を出したメタボおやじさんも♪


私も開けたところで、ちょっと遊ばせてもらい、小さいのを2尾・・・大きくなれよ~

そんなことで、予定区間を終了しましたが、『あの堰堤の上に行ってみたい!』というhajihaduさんのご要望により、更に上流部を調査していただくと・・・・・・

なんと! 最後の堰堤下でhajihaduさんが思わぬ大物を!

そして、普段ならこれで終了となるところでしたが、もう一つの沢を探ってみることに・・・

ここで、私はお二人と分かれて、上流のテンカラ竿が楽に振れる開けた区間を担当しました。

結果的に、これがラッキー札を引いたことになったのです!

河床も荒れていて浅く大石もないので、20cmクラスが出れば御の字だなぁ~と予測した通り、15cm前後のチビを5、6尾釣り上げて、最後のポイントでこの区間唯一の大場所である堰堤へ。

そっとアプローチして覗いてみると、堰堤下は比較的水深があり、底石もある。
『ここなら7~8寸が居るかも!』と思いながら毛鉤を落としますが・・・
時折反応するのは、12番の毛鉤すら咥えられない稚魚級のみ・・・

『やはり駄目か・・・』と半ば諦めながらも、1尾くらいはマトモなサイズを釣りたかったので『最後にちょこっと沈めてみんべぇ~』と・・・
しかし、毛鉤交換が面倒なのでドライ毛鉤をそのまま堰堤の壁に叩きつけるようにキャストし、流れ落ちる水とともに毛鉤を底付近へ送り込み、ラインを張り気味にしてアタリを待つこと暫し・・・

グ~ン!と竿先に重みが乗りました!!!

煽った竿先が押さえ込まれる根掛りのような重量感の後、グングンとした強い抵抗を感じました。

『おぉ、結構良い型だぞぉ~』と追いアワセを一発くれてやると、前回の28cmを遥かに凌ぐ力強いトルクが伝わってきました。 

『コリャ~、尺はある!』と判断し、石の中に潜られないよう、徐々にではあるが強めにテンションをかけながら後退し、岩魚が潜り込もうとしている沈み石から徐々に引き離して・・・・
最後は浅場へ引き込んで・・・取り込み成功~♪ 

早速メジャーを当てて測ってみると、ちょうど32cm!! 
思わぬところで思わぬ大物が出てしまい、本当に驚きました。


黄昏時を迎えていたことに加え、岩魚の濃い茶色の体色が石と同調してしまい、相変わらずのピンボケ写真・・・
オマケにアングルも悪いし・・・ どうも早く逃がしてあげたいと気が急いてしまい駄目なんです・・・(汗)
ネットの網がバックにあれば、もう少し明瞭な写真が撮れていたかもと思うと・・・郡上ネットを身につけていなかったことが悔やまれます・・・沈

もしも、午前中の本流が好調で、3人でアマゴと楽しく遊んでいたとしたら、私は略100%この沢では竿を振っていなかったと思います。そして、メタボおやじさんの『調査だから、tobitaniさんは上流の開けたところを探ってみてよ~』という一言がなければ、小さな沢ではあまり積極的に釣ろうという意欲が涌かない私は、二人の見学にまわっていた可能性も・・・
まさに、そんな私の性格を知るメタボおやじさんが発した『調査だから』という言葉が私に釣らせてくれた1尾でした!

また、毛鉤を底へ沈めなければ出なかったとも思われるし、偶々沈めてみようと気になって釣ったのが、これまた偶々尺だったという、まさに“釣れてしまった!”ようなヤツですね。(笑)

そんなことで、ピンボケ写真(涙)を三枚だけ撮影したあと、そそくさと竿を畳んで下流に居たお二人に報告すると・・・
無論、お二人ともに驚いてましたが、一番驚いていたのは私自身なのでありました。(笑)

最後に、翌日は早朝からお仕事だったhajihaduさん、本当にお疲れさまでした!

そして、今回もまた送迎して頂いたうえに、お土産まで頂いてしまったメタボおやじさんには感謝感謝でございます

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